腎のケア

1月後半からは東京でも最低気温が氷点下になることもあり、陽が上がらないうちに起床すると足元から一気に冷えを感じます。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

東洋医学が表す五臓六腑の中で「冬」は「腎」と関係があり、寒さの邪気「寒邪」にて「腎」を冷やしすぎると生まれ持った力が弱まるとされています。現代医学で例えると冷えで腎臓のホルモンが減少し、疲れやすくなると言ったところでしょう。

また腎臓は腰の位置にあり冬は腰痛が多いため、そちらも関連性があると思われます。

私自身も最近腰が痛く皆様にセルフケアを促しながら私自身が怠っていたので、先日久しぶりにセルフケアをしました。

「腎」と関係のあるツボのうち、手のひらの親指側の膨らみにある「魚際(ぎょさい)」、踵内側の辺りにある「照海(しょうかい)」、これらのツボを揉んで灸で温めていきます。また「腎」は「耳」とも関係があるため耳もよくほぐします。

そして、腰。腰のキワにはこちらも「腎」のツボの一つ「志室(ししつ)」があり、そちらを含めていくつかツボが縦に並んでいるので、上から下にかけて何度か押します。

そして半身浴をして早めに就寝。翌日は身体が軽くなりました。引き続き私自身も養生して参ります。

 

「暑さ寒さも彼岸まで」、寒さもきっと残り1ヶ月半ほど。ご一緒に乗り切っていきましょう。