生姜を使ったお灸

先日某テレビ番組で芸能人の方が味噌を使った隔物灸をしている様子を観ました。隔物灸とはもぐさと皮膚の間に何かしらを挟んで間接的に行う灸で、ドラッグストアなどで見かける「せんねん灸」もこの部類に入ります。隔物灸は他にもにんにく、塩、くるみなど様々なものを挟んで行います。観ていたら久しぶりにやってみたくなってきたので、私は図1のように生姜を使った隔物灸を腰に行いました。隔物灸の良いところは普通のお灸よりも熱がゆっくりじんわりと気持ち良く浸透していくところです。また挟む物によってその物の効果も浸透すると言われています。(最後に種類と主な効果を記載します。)さてこの冬で私の腰もかなり冷えていたようで、終わった後は図2のように施灸したところが赤くなっていました!灸の熱に身体が反応して血流が良くなってきた証拠です。血流が良くなったことで老廃物は流れ免疫力も上がり、腰も楽になりました。利用者様へはもちろん、施術する側も健康な身体を維持できるように気を配り、元気に皆様と接せられるように努めて参ります。

 

☆主な隔物灸と効果

しょうが灸:冷え性、腹痛、下痢、手足の冷え、関節の鈍痛、胃腸疾患、不妊症など

ビワの葉灸:腎臓病、心臓病など

みそ灸:腰痛、神経痛、冷え性など

にんにく灸:疼痛性疾患、胃潰瘍、運動マヒなど

クルミ灸:近視、遠視、結膜炎、麦粒腫など

塩灸:腹痛、下痢、手足の冷え、慢性腸炎など