



寒くなってくると増えてくる症状の一つにこむら返りなどの筋肉の痙攣があります。先日もお一人朝につったという方がいらっしゃいました。
気になったのが、その時に行ったというストレッチ。つった場所はスネだったそうですが、対処したストレッチ方法はスネではなく、ふくらはぎを伸ばすストレッチでした。これでは痛みが緩和せず、かえって長引かせてしまいます。
こういったお話は以前に他の方でもいらっしゃいました。どうやら何かしらでこむら返りの対処法で紹介していたストレッチを脚全体の痙攣の対処法だと思いこんでしまったようです。痙攣は筋肉が異常に収縮して起こるものなので、普段から痙攣が起こり易い筋肉はその位置を把握して適切に対処していただければ思います。
その方を含めて普段から攣りやすい方へ改めてストレッチ方法などの対処法をお伝えしています。この年末年始は今までと違うものとはなりますが、皆様が少しでもより良く新しい年をお迎え出来れば幸いです。
※写真は実際のストレッチの写真です。
写真1枚目はふくらはぎのストレッチです。片方の手で膝を抑えて、もう片方の手で踵を持ち、腕を足の親指と人差し指の間に引っ掛けて、足首を手前に引いて伸ばします。一人で行う場合は写真3枚目のように足首を手前に引いてふくらはぎを伸ばします。つま先を壁に引っ掛けて行うことも出来ます。
写真2枚目はスネのストレッチです。片方の手で足首を持ち、もう片方の手で足の指先を伸ばします。親指を少し内向きにして伸ばすと良いです。一人で行う場合は写真4枚目のように伸ばします。写真3枚目とは反対につま先を床に引っ掛けてすねを伸ばします。