
ここの所、食欲が落ちているご利用者様を数名見受けられます。連日の高気温と湿度の影響を受けているのでしょう。
「湿度」の大きな変化は消化器に影響をもたらすというのが東洋医学にあり食欲不振、倦怠感や浮腫みはその影響を受けたサインです。
そうした方々はすねの骨の内側のラインがとても張っています。このラインは消化器ととても関係が深い為、高気温・高湿度にさらされた消化器の疲れがここに出ています。ですので鍼灸マッサージでここをほぐすことはその改善に繋がります。強く押すと結構痛いので、状況をみながら徐々に押していきます。
ここは寝ながらのセルフケアでも押せます。反対の膝にすねの内側の際を載せてゆっくり上下に動かせば刺激されます。押し付けると痛いので圧には気を付けてください。何度かなぞると脚も身体もすっきりします。
食事の面では無理に食べるのはこれも内蔵の負担になるので、一回の量は減らして回数を増やして食べたり経口補水液などでミネラルなどは補うようにお伝えしています。食欲がない方は水分もあまり摂られていないようなので、そうした形で水分も摂っていただくように促しています。熱中症とコロナウイルスが続く中、ご利用者様が少しでもこの状況を乗り切れるように今後もケアに努めて参ります。