気象病

陰陵泉

「肩の張りが強くなってきた。」「片頭痛がまた出てきた。」最近利用者様のこうした話をよく聞くようになりました。「気象病」が原因かもしれません。気象病は気象の大きな変化によって自律神経が乱れることが原因で起こると考えられています。特に気圧の変化による影響がとても大きいと言われていて、その中でも気圧が低下するときに症状が出やすいと言われています。梅雨の時期もあったためやはりその影響が大きかったのではないでしょうか。

 

気象病への予防や解消の一つとして鍼灸マッサージはおススメです。先日テレビにて気象病について話されていた医師も勧めていらっしゃいました。

解消するに当たっては水分バランスを整えるのが大事となってきます。鍼灸では水分代謝を整えるツボはいくつかありますが、私は特に陰陵泉(いんりょうせん)というツボを使います。このツボは「祛湿(きょしつ)」といって体内にある余分な水分を払って調整をしてくれるツボです。有名な足三里(あしさんり)も有効です。

また気圧の変化は消化器にも影響があるため前月に紹介した腹部マッサージもオススメです。また冷房で冷やしすぎたり、過度な冷たい物の摂取は控えた方がよろしいと思います。ぜひ体内環境を整えて乗り越えていきましょう!